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ひと口もち膳とは

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ひと口もち膳

一関のもち料理は、最高のごちそうおもてなしとして今も受け継がれています。ふじせいでは伝統的なもち本膳をおしゃれなひと口サイズにアレンジいたしました。餅米の最高峰「こがねもち」を使った手切り餅で、一関の伝統お餅料理の中の代表的な9種類が召し上がれます。大根おろし・あんこ・ずんだ・くるみ・ごま・じゅうね・納豆・ショウガ・えびに、具だくさんのお雑煮。どれも格別のおいしさです。

ひと口もち膳 1,050円
ふじせいもち膳(お雑煮付き) 1,575円


餅膳の歴史

ひと口もち膳のはじまり
「なぜひと口サイズにしたのですか?」と聞かれることがございます。では、「ひと口もち膳」が生まれるまでのお話をいたしましょう。その土地ならではのお料理をいただくことは、旅の大きな楽しみのひとつですね。平成3年の秋、和食処開業にあたり、一関にお越しの皆様に、ここでしか食べられない「多彩なもち料理」をぜひ召し上がっていただこうと決めました。しかし、通常の大きさのお餅では3、4種類で満腹になってしまいます。もっと気軽にたくさんのもち料理を楽しんでいただけないものか。そんな思案中のある日、有田からなじみの陶器屋さんが営業にみえました。この日のおすすめは珍味入れ。さまざまな形、色とりどりの珍味入れが並んだテーブルをみた瞬間、ひらめきが走りました。これだ!この小さな器にお餅を入れよう!おしゃれなお餅料理のイメージが決りました。器の形もさまざまに、お餅の色も鮮やかに、目でも舌でも楽しんでいただけるように、と。お持ちを入れてみると想像どおりかわいい器とひと口大のお餅との相性はぴったりでした。

9仕切りの松花堂にひと口大のお餅が8個、外に汁餅を付けて、計9個。ひと口サイズ9種類の伝統もち料理が味わえる「もち膳」ができました。真ん中には一関のもち料理に欠かせない大根おろしを据えました。平成3年10月28日、開業日に「ひと口もち膳」としてデビューしました。こんな小さな餅がはたしてもち料理としてご満足いただけるだろうかと心配したのですが、「わぁー!かわいい!写真とってもいいですか?」と若い女性の皆様をはじめ、しだいに幅広い年齢層の方にご注文いただく人気メニューになっていきました。「面白かった。」「楽しかった。」そして「おいしいかった。」が皆様からいただく感想です。その後、具沢山の汁が好評だった「お雑煮」付きの「ふじせいもち膳」が生まれました。おしんこが加わり、さらには具も召し上がれるようにとスプーンもお付けしました。
これらはすべてお客様方のリクエストにお応えしたものです。こうして気軽に伝統もち料理を楽しんでいただきたいという願いから生まれたひと口サイズのお餅料理は、一関名物「ふじせいもち膳」として皆様に喜んでいただくようになりました。

※「ひと口もち膳」は三彩館ふじせいの登録商標でございます。


冷凍餅膳の誕生
平成3年の開業以来「ひと口もち膳」のお持ち帰りはお近くの方のみ、生餅のため遠方への発送は不可能でした。平成16年の春、年配のご婦人からお電話をいただきました。「以前いただいたもち膳が忘れられないので、送ってほしいのですが。」いつものようにお断りしましたが、とてもがっかりしたご様子でしたので「申し訳ございません。冷凍品があればお送りできるのですが。」とお答えすると、その方がおっしゃいました。「ぜひ、冷凍品をつくってくださいね。私、できるまでずっと待っていますから。」と。
この日、永い間先送りにしていた「冷凍もち膳」を今度こそつくろうと決心いたしました。平成16年の春のことです。
早速、「冷凍餅膳」の実験が開始されました。冷凍餅は既にたくさん市販されているのだからすぐできるだろう、との考えは甘かったようです。何度実験しても解凍後の軟らかさが不十分でした。考えてみればいったん軟らかくなってもまたすぐ硬くなっていくのが本物のお餅なのです。そこでまず軟らかさが少しでも長く持続するお餅は搗けないものかと考えました。昔から様々な方法が伝わっておりますので、とりあえずひとつずつ試していきましたが、満足のいく結果は得られませんでした。

なにより、お餅そのものに何かを加えることにも抵抗があり、実験は行き詰ってしまいました。何かヒントはないものかと来る日も来る日も情報を集める日が続きました。そんなある晩、餅の搗き方に関する研究レポートに出会いました。迷わず研究員の方にお話を伺いに飛んで行きました。ついに餅米と水だけで軟らかさが持続できる方法と出会ったのです。この方法で搗いた餅は、生餅でも解凍後でも軟らかい状態が従来より長く続きました。添加物保存料、砂糖、酵素等一切使わず、餅米と水だけで軟らかさの持続するお餅が搗きあがったことで、「冷凍餅膳」は商品化へ大きく前進しました。
季節はめぐり翌年の春のことです。それから半年間お客様にモニターをお願いし、多くのアドバイスや励ましをいただき平成17年の秋、「冷凍ひと口もち膳」として販売にふみきりました。1年以上かかりましたがお客様とのお約束をやっと果たすことができました。
その後も解凍方法のヒントをいただくなど目にとめていただいた多くの皆様のご支援を賜りながら念願だった全国発信が実現いたしました。
多くの方々との幸運な出会いがかなえてくれた「冷凍ひと口もち膳」は第20回ふるさと食品コンクールで優秀賞をいただきました。
「もち物語り」は、現在も進行中でございます。